TAMASHINのブログ

日々の興味があることについて書いてゆきます。

【父が娘に語る経済の話】最高やで!!😉

久しぶりのブログ更新になります。約1週間ぶり。

実はそろそろ書くネタがなくなりつつあります。

 

本日の内容は僕が読んだオススメの本の内容をまとめて、わかりやすくお伝えできればと思います。

まずこの「父が娘に語る経済の話」、

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結論からいいますと...

 

最高でした!!

 

僕が強くオススメできる、ぜひ皆さんにも読んでほしい一冊ですね。

 

まず著者の紹介をしたいと思います。

ヤニス・バルファキスさん

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ギリシャの元財務大臣

経済学教授

 

政治家であり学者でもあるヤニスさんですが、革ジャンにバイクを乗り回す風貌も注目を集め「政界のブルース・ウィルス」と呼ばれるCoolなお方です。

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そして、なぜ僕がこの本を手にとったかというと...

「美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい父が娘に語る経済の話」

まず題名が楽しそうだから!

 

そして、本の帯を見てください。

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佐藤優氏とノーム・チョムスキー氏が絶賛してる!!

(あとその他の人たちも良さげなこと言っている!)

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こちらのお二方は僕もリスペクトしてやまない21世紀の知の巨人です。

この二人が絶賛してたら、間違いなく良い本だろうと思い買いました。

 

まずこの本は、著者のヤニスさんが遠く離れて暮らす十代の実の娘に向けて、わかりやすく世界の経済について語っている本です。

 

本の切り口は「なぜ世界には、こんなに格差があるのか?」

から始まります。

お城みたいな家に生まれてくる赤ちゃんがいる一方、貧困や暴力の世界に生まれてくる赤ちゃんと何が違うのか?

 

歴史はさかのぼり、なぜヨーロッパ人がアフリカからむりやり奴隷を連れてきて、富を築いていったのか?

なぜ逆にアフリカ人がヨーロッパを征服することにはならなかったのか?

ヨーロッパ人がアフリカ人より賢かったから?

アフリカ人は侵略するような凶暴な民族じゃなかったから?

 

そこを理解するには、約1万年前に人類が農耕を始めた時代へさかのぼります。

農耕とはいわば余剰(貯えること)です。

もしかしたら来年は凶作で食べ物がなくなるかもしれない、万が一の為に来年の分も蓄えておこう。

 

こういう考え方は、食べ物が豊富にとれない、地域的に厳しい自然環境で暮らす人達の間で生まれた考え方です。

いわば、逆に食べ物が有り余っている自然に恵まれた地域では、余剰するという概念が生まれませんでした。いつでも気楽に食べれるのでその日暮らしの狩りや採集で生きていけたからです。

 

ではその農耕が生まれた厳しい環境はどこかというと...

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そう、現在のイラクとシリアの真ん中あたり砂漠の地域です。

今から約1万年前、シュメール・メソポタミア文明の時代です。

 

世界最古の文字はこのメソポタミアで誕生したといいます。

それは、食べ物の余剰を記録する為に生まれたそうです。

 

この余剰からどんどん仕組みが発達していきます。

当時の人々はどれだけの余剰があるのかを、貝殻で記録していたそうです。(現在の通貨の原型ですね。)

 

そして、この貝殻には食べ物と交換できるという間違いない確かな保証が必要です。

では、この保証は誰が守ってくれるのか?

それが村の長となり、リーダーがまとめるという統治または権力という概念が生まれます。

そして食べ物が入っている倉庫を泥棒などから守る番人が現れ、兵力が生まれます。

 

それとは逆に南アフリカや東南アジア、オーストラリアでは文字は発達しませんでした。なぜなら豊かな自然に恵まれ、食べ物は周りに溢れ、余剰や記録するという必要に迫られなかったからです。

 

このような地理的要因が大きく、先に発達した文明をもつ大国ヨーロッパが、船を開発し航海をはじめ、見つけた土地で侵略行為を行っていったのです。

 

「銀行は黒魔術〜どこからともなくお金をパッとだす〜

ヤニスさんは銀行のカラクリもわかりやすく説明しています。

例えば銀行が50万円借りたい人にお金を貸すとします。

そのお金はどこからくるのか?

預金者の預けたお金??

答えは、どこからともなく魔法のようにパッとだすだそうです。笑

 

わかりすく説明しますと、例えばM銀行が預金者から集めた現金が1,000億円あったとします。M銀行がもっている現金は1,000億円です。

ですがM銀行は1,000億円しか現金をもっていないにも関わらず、実情はその元手をもとに8,000億円分の手形を切って、お金を貸しています。

なぜならお金を貸すのは簡単だからです。

かならず現金じゃなくてもいいのです。銀行がこれはお金ですよといったものがお金になる魔法です。手形が、通帳の文字が、口座の残高表示がお金になります。

これは預金者がいっせいにみんなで1,000億円銀行からおろしにくるなんてありえないから出来る芸当です。1,000億円しかないのに、8,000億円分貸し付けてるその間に利子で儲けています。

これが信用創造というカラクリです。

 

ヤニスさんは現代の歪んだ資本主義をこう説明しています。

回し車のハムスターのように、どれだけ速く走ってもどこにも辿り着けない、人間は資本主義を維持する為だけに必死に働かされていると....

 

ちなみに日本でも格差が問題になっている昨今ですが、おもしろいサイトがあります。

http://www.globalrichlist.com/

グローバルリッチリストと言って自分の年収を入力するだけで、自分の年収が世界と比べてどれくらいの位置かがわかるサイトです。

日本では年収200万を下回ると貧困の部類に入ります、まず200万で試してみましょう。

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結果は...

 

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まさかの、上位5%に入ります!

年収200万でも世界から見ればトップ5%に君臨する富豪です。

 

なら沖縄の地方公務員の平均年収と言われる500万円は....

 

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ドゥルドゥルドゥルドゥルドゥル....

 

ドーーーン!!

 

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・・・・・

 

上位1%をきる、神です。神レベルです。

 

年収200万円の方はもちろんですが、年収500万円でも自分がそんなに豊かだとは感じてはいないんでしょうか。

 

それはやはり、買うものが多すぎるからだと思います。I-Phone、洋服、車、家、その他もろもろ......

残念ながら、この格差の拡大は今後さらに広がるだろうと言われています。

 

では、お金持ちはいいとして。年収の少ない多くの人達はどうすればいいんだ!と思うと思いますが、やはり消費行動をコントロールするのが一つの手だと僕は感じます。

 

今、日本はいき過ぎた消費社会で、常に物を買うように社会からの刺激で多くの人が洗脳されています。

洗脳!?そんなバカな!オレはオレが欲しいと思っているものを買っているぜ!!

と言う人も目をつぶって一度想像して欲しいです。

例えば新しいI-Phoneが欲しいという方、想像してください。あなたの周りの人間みんながガラケーを持っていてI-Phoneなんてドバイの富豪しか持っていない環境だとします。それでもあなたは新しいI-Phoneが欲しいですか?

 

例えば新築の夢のマイホームに住みたいと考えている方。想像してください。

周りの一般の人々はアパート暮らしが当たり前で、一軒家に住むなんて、大企業の社長さんクラスしかいません。それでも何千万もローンして家を建てたいですか?それは本当にあなたの夢ですか??

人間の購買意欲は、社会や周囲の環境、広告や宣伝の影響をかなり受けています。あなたが欲しいと思っているものは、本当に欲しいと思っているのか、欲しいと思わされているのか疑わしいのです。

 

それでももし、いやオレは世界中のみんながアパートに住んでいようと、みんなからバカにされようとも何千万も借金して家を建てるぜ!という人がいたとします。

そういう気持ち、そういう時こそ買うべきです!

おそらくそれがあなたの本当に欲しいもの、世界中のみんながバカにしてもあなたにしかわからない価値がある買い物です。

 

僕は消費が悪だと言っている訳ではありません!

時には無駄遣いだって大切です、それが人間だし、生活を彩る営みです。

ただ、消費意欲を洗脳されて生活に苦しむのは愚かな事です!

お金がある人は別に構わないかもしれませんが、特に大きな買い物をするときは一度冷静に考えて欲しいなという思いです。

 

近年、江戸時代は日本が一番幸福度が高かった時代ではないだろうかと見直されています。

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実は江戸時代にはたくさんの外国人が訪れていて、記録も多く残っています。

外国人の記録に「江戸の人々はみな貧乏だ、将軍すらわたしより質素な格好をしている。だがこの国に貧困はない。

 

ヨーロッパの人々は日本人を見て、貧乏ながらも女子供みなまるまるしていて元気がある、ヨーロッパでみるような目も当てられない貧困は見たことがないと記録しています。

 

「金は天下の回りもの」

一度は聞いたことあるセリフだとおもいますが、そんな感じでどうにかなるさと気楽に生きていたのかもしれません。

江戸の庶民は長屋ぐらしで、家族どころかご近所のみなさんみな一緒に住んでいました。喜多さんがお金ないときは弥次さんから少しおすそわけしてもらう。

お金あるときはある人が払う、まさに金は天下の回りものだったのかもしれません。笑

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すいません!だいぶ本の内容からはそれてしまいましたが。笑

最後に、ヤニスさんが娘さんに伝えた素敵なメッセージを紹介します。

 

 

「それでも、君には格差が当たり前だとは思ってほしくない。いま10代の君は格差があることに腹を立てている。いまの怒りをそのまま持ち続けてほしい。でも賢く、戦略的に怒り続けてほしい。そして、機が熟したらその時に、必要な行動をとってほしい。この世界を本当に公正で理にかなった、あるべき姿にするために」